鎌田大地 プレースタイルが評価される!なぜやる気なさそうと言われるのか?

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日本代表や所属のフランクフルトの試合を見ている、いとも簡単に相手の嫌な位置パスを通している姿をよく見ます。

「いつの間にあのスペースを見つけていたのか?」、「まったく顔色変えずに凄いところを通してくるな」と、感心する以外の言葉が見つかりません。

そんなため息がでてしまうほどの選手とは、日本代表にして、ドイツ1部リーグのフランクフルトで活躍している鎌田大地選手です。

今回はこれからさらなる活躍を期待したい鎌田大地選手をご紹介していきます。

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難しいプレーを平然とやってのけるテクニシャン

初めてサガン鳥栖でプレーしている姿を見た時には、またすごい若手が出てきたなと感じたのを覚えています。

Jリーグ第11節松本山雅FC戦で途中出場からのゴールは素晴らしいの一言でした。

このゴールはJリーグデビュー戦で初出場で初ゴールなんです。

このシュートも簡単に打っていますが、実はすごく難しいことなんですよ。

相手選手のクリアボールをダイレクトシュートしていますが、普通ならボールが浮いてしまって、ゴールの枠にいかないことのほうが多いのです。

それをしっかり押さえを利かせて、しかもキーパーには他の選手がブラインドになって見えにくい場所へ決めています。

キーパーが動けていないのはそのためです。

この試合はゴールだけでなく、ドリブル突破やスルーパスなど随所に見せ場を作っていました。

とにかく難しいことを、サラッとやってのけるところが、この選手の素晴らしいところです。

例えるなら、ドカベンの「殿馬の秘打」のような感じで簡単にやってのけてしまいます。

「あんなのやられたらどうしようもないよ」と相手選手に思わせるプレーをもっと見たいと思っています。

鎌田大地選手の凄さとは

J1のサガン鳥栖に所属している時から、巧みなステップで相手をかわすドリブルや、針に糸を通すようなパスは目を見張るものがあり、得点とアシストでたくさんの勝利に貢献していました。

鎌田選手のポイントを挙げるとすれば、針に糸を通すようなパスを出す前のプレーである「ポジショニングの良さ」と「視野の広さ」だと思っています。

鎌田選手は、どこでボールを受ければ最善かを理解しているので、周りの状況に応じての対処がスムーズだから、得点やアシストを取ることができるのです。

それが評価され、2017年にドイツ1部リーグのフランクフルトに完全移籍となりました。

初の海外リーグとあって、最初こそ試合にでていましたが、徐々に出番を失ってしまい散々な1年となっています。

次のシーズンこそはと本人も思っていたでしょうが、事実上のチーム構想外になってしまい、プレミアリーグのアーセナル所属の冨安選手がいたシント=トロイデンVVに期限付き移籍することになるのです。

本人はショックだったでしょうが、しかしこの移籍は大正解でした。

シーズンで16得点9アシスト(得点ランキング5位)というハイパフォーマンスをみせたのでした。

確かにベルギーリーグはブンデスリーガよりもレベルは下がってしまいますが、それでも16得点は凄いです。

昨季はドイツブンデスリーガでアシスト部門第3位(12アシスト)となり、最近ではアシストのほうに注目されがちな鎌田選手ですが、得点能力も高いことがわかります。

また巧みなステップで相手を抜き去るドリブルは、さらにキレを増しているようにも見えます。

このドリブルがあるからこそ、相手がむやみに前に行くことができないので、パスがうまく通っているという面もあります。

実際にアシストも9を数え、持ち前の能力をいかんなく発揮してみせました。

しかし、この時のシント=トロイデンVVに所属する日本人選手は凄いですよね。

現日本代表の鎌田大地選手、冨安健洋選手、遠藤渉選手の3選手が同時期に所属しているのですから。

いずれ、シント=トロイデンVVの記事も書いてみたいですね。

そして シント=トロイデンVV での活躍で自信を取り戻した鎌田選手は、翌年には、フランクフルトに復帰しています。

その年のシーズンは10得点9アシストの活躍をみせ、現在もチームに欠かせない選手となっているのです。

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日本代表ではどこのポジションが最適か

カタールワールドカップ最終予選を戦っている日本代表ですが、いまいち調子にのれていません。

アジアでは強豪国となる日本戦には、相手も守備的な戦い方をしてきたり、どのチームもモチベーション高くやってきますので、簡単な試合がないのは当たり前です。

そんな中、鎌田選手ですが、オーストラリア以降は代表には呼ばれていますが、出場がない状況です。

これはなぜかというと、森保監督がシステム変更を行ったことが要因になると思います。

今までの日本代表のシステムは4-5-1が主流となっていたため、トップ下に選手を配置するシステムでした。

トップ下は鎌田選手が最も得意とするポジションなので、森保監督が多く起用していたのも頷けます。

しかし、オーストラリア戦以降は4-3-3のシステムに変更しているため、鎌田選手の得意とするセカンドトップもしくはトップ下のポジションがない状態なのです。

鎌田選手の特性を活かすには、やはり中央に選手を配置するシステムでなければ起用が難しいのだと思います。

バルセロナでも使っていた戦術で0トップという方法もあります(※フォワードの選手が中盤まで下がってきて数的有利状況をつくること)が現在の日本代表では、大迫選手がポストプレーでタメを作る形が主流なので、まだ試してはいないでしょう。

毎回記事で書かせていただいていますが、私はサンフレッチェ広島で使用していた3-6-1のシステムを試してもらいたいと思っています。

このシステムだと、攻撃のオプションが「中央の連携から攻めるパターン」、「サイドからの崩しのパターン」と攻撃のバリエーションが増えると思うからです。

今の日本代表には、中央でプレーするほうが活きる選手が多いので、2シャドーのポジションは鎌田選手を活かせるポジションだと思います。

最終予選もちょうど折り返したばかりです。

来年の代表合宿でシステムのすり合わせを行って、確実に勝ち点をとれるように頑張ってもらいたいです。

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