Contents
紅白歌合戦のギャラはランクづけされている!
テレビ離れが進んだとはいえ、一年の最後を締めくくる国民的音楽番組「NHK 紅白歌合戦」多くの歌手が集い華やかな舞台になっています。
出演が決まった歌手の皆さんは喜びのコメントを出されていますが、噂によると「NHKの出演料(ギャラ)は安い!」です。いくらなのか気になりますね!
実は、紅白のギャラは出場回数によってA~Dまでランクづけされています。
Aランク→紅白出場回数 30回以上
Bランク→紅白出場回数 20回程度
Cランク→紅白出場回数 10回未満
Dランク→紅白初出場
例えば、2021年に初出場を果たされたあのBigName “布袋寅泰”さんでさえDランクになるわけです。
恐るべしNHK・・・。
ちなみに、紅白に限らずNHKの出演料(ギャラ)はNHKへの貢献度が反映されると言われています。
脇役のギャラが主演を超える。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、
「トップは後白河法皇役の西田敏行。続いて平清盛役の松平健、鈴木京香、佐藤浩市ときて主演の小栗は西田の半分ほど。驚くほど安いんです。」(製作関係者)
「NHKは伝統的に貢献度主義を採用してきた。今が旬だからギャラが高いという考えではなく、これまで何本のNHK作品に出演し貢献してきたかが大事。」
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/4200533/
紅白歌合戦 出演者のギャラ!実際いくらもらえるのか?
Aランク→45~50万円
Bランク→25~30万円
Cランク→10万円程度
Dランク→5万円程度
※公表されていないので、あくまでも推定です。
このランクづけによるギャラ設定は歌手の皆さんに対するもので、紅白には他にも司会者や審査員、特別枠など出演者がおられますよね。
司会者→100万円程度
審査員→無給または20万円程度まで
特別枠→総予算3億円の中で出場する価値に見合った額
※公表されていないので、あくまでも推定です。
司会者の「100万円」は歌手の方に比べればお高いように感じますが、ステージに出ずっぱりで覚えることも沢山ありますから、ドラマや映画でのギャラランクを考えると破格の安さになっています。
審査員は人それぞれで、ボランティア同然の方から20万円くらいはギャラが出ている方も。審査員にはその年の「時の人」ばかりが集められているわけですが、それぞれ実績や貢献度などを鑑みて違いがあるわけです。
でも、ボランティアだとしても「時の人」ですから、名誉なことですよね。
特別枠はそもそも予算取りが違うので、スケールが別格です。
一般の出場歌手は予算1000万円の中で配分が決められていますが、特別枠は総額3億円と言われる紅白歌合戦すべての予算の中から支出されます。
スーザン・ボイル 1曲で500万/紅白
<第60回紅白歌合戦>◇12月31日◇NHKホール
紅白歌合戦に出場した英歌手スーザン・ボイル(48)のギャラが3万5000ポンド(約528万円)にのぼると、英大衆紙デーリー・エクスプレスが報じた。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20100101-581584.html
スーザン・ボイルさん一人で全出場歌手の半分持っていっちゃってます・・・。
特別枠はサプライズであり(最近はサプライズ感ありませんが)紅白へ視聴者を呼び込むための目玉ですからNHKさんも力が入りますよね。
紅白歌合戦のギャラランキング!Aランクに入るのは誰?
”北島三郎”さん ”五木ひろし”さん ”森進一”さんといった大御所が次々に紅白を卒業され、Aランクには誰が残っておられるのでしょうか。
2021年の紅白出場歌手からピックアップしてみました。
石川さゆり 44回
郷ひろみ 34回
坂本冬美 33回
天童よしみ 26回
松田聖子 25回
氷川きよし 22回
水森かおり 19回
福山雅治 14回
Perfume 14回
ゆず 12回
関ジャニ∞ 10回
星野 源 7回
三山ひろし 7回
山内惠介 7回
乃木坂46 7回
MISIA 6回
King & Prince 4回
純烈 4回
鈴木雅之 4回
AI 4回
GENERATIONS 3回
あいみょん 3回
日向坂46 3回
LiSA 3回
SixTONES 2回
BUMP OF CHICKEN 2回
宮本浩次 2回
櫻坂46 2回
東京事変 2回
NiziU 2回
milet 2回
薬師丸ひろ子 2回
YOASOBI 2回
KAT-TUN
Snow Man
DISH//
平井 大
布袋寅泰
まふまふ
Awesome City Club
上白石萌音
BiSH
millennium parade × Belle (中村佳穂)
ちなみに、”北島三郎”さんは51回(内1回は特別枠)”五木ひろし”さんは50回 ”森進一”さんは48回出場されていました。
2013年の紅白歌合戦で50回の出場を最後に引退されていた”北島三郎”さんが、5年ぶりに特別枠で復帰されていました。
ギャラランクAの北島さんが卒業された事で、旬の若手アーティスト達に出場のチャンスがまわってくる。
そんな意味も込めての「後輩に道を譲る」との卒業だったように思います。
ただ、NHKにはサブちゃん復帰を望む声が多く寄せられていたといいます。
その声を受け「昭和、平成と支えてもらった皆さんに恩返しがしたい。」(北島さん談)と、平成最後の紅白出場を決められました。
紅白歌合戦の衣装代は持ち出し(自腹)衣装でギャラが消える!
紅白歌合戦の出演料(ギャラ)に衣装代は含まれていません。
衣装といえば・・・”美川憲一”さんと”小林幸子”さんの衣装対決が毎年楽しみな時期がありましたね。
どんどんエスカレートして、衣装なんだか舞台装置なんだかわからなくなっていきました。
やはり、一定数「衣装対決」お好きだった方はおられますよね!
そんな方には「小林幸子 美川憲一 二人だけの紅白歌合戦!!」なるDVDが発売されております(笑)
相当 お金がかかっていますよね。
”美川憲一”さんはあるインタビューで、
「私の場合は宝石もあるからね。だからやっぱり億って(お金が)掛かった」と明かしておられます。
一方 ”小林幸子”さんも「衣装に1億円以上かかった」と明かされていますが、それでも損はないのだとか。
紅白で着用された衣装はその後 コンサートやディナーショーで使われ、「小林さんのド派手な衣装がみたい!」というファンによってその収益で回収できるからです。
ダイバーシティ東京 プラザ開業4周年!今年のテーマは「幸せが舞い降りる」イメージキャラクターに歌手の小林幸子さんが就任!一般初公開のステージ衣装や衣装原画を展示する「小林幸子特別展 幸コレ」が登場!
2016年には衣装展もされていました。さすがデス(笑)
紅白歌合戦の選考基準と紅白に出場するメリット!
「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」
この3つが大まかな選考基準になります。
毎年6月頃には紅白歌合戦のためのプロジェクトが立ち上げられ、データー集めが始まります。
(A)7歳以上の全国5000人を対象にNHKが行った「ランダムデジットダイヤリング」方式による調査の結果(※質問は、「紅白に出場してほしい歌手男女各3組」)
(B)7歳以上の全国8000人を対象にNHKが行ったウェブアンケート調査の結果(質問はAと同じ)
(C)「NHKのど自慢」の予選出場者の曲目
(D)CD・カセット・DVDの売り上げ
(E)有線・カラオケのリクエスト等についての調査
(F)インターネットやダウンロード等についての調査
https://gendai.media/articles/-/50463?page=1&imp=0
この6項目の中でアンケートが重要視されているとの事ですが、裏ではレコード会社からのプレゼンが行われているという話しもあり又、時代の流れにより近年はSNSも積極的にチェックし若い世代の獲得へも努力が行われています。
これとは別にその年の目玉となる「特別枠」の出場者へは水面下で直接 交渉が行われ、夏が終わる頃には候補者のリストアップが終わっています。
紅白歌合戦の出場者については毎年 賛否両論ありますが、NHKが最も恐れているのは「番組への批判が受信料不払いに結びつくこと」
年々 視聴率が低下していますし、そもそも「紅白不要論」もありますね。
それでも出たい紅白歌合戦のメリットは?
出演料(ギャラ)は安い、拘束時間が長い、衣装代は自腹、お弁当が出ない、そんな紅白歌合戦・・・。でも出たい!
何故か?
知名度を上げる絶好のチャンスであり名誉なことという固定観念があるんですよね。
今の時代 コンプライアンスは厳しくなっていますが、公共放送であるNHKは特に厳しくチェックされるので、NHKに出演するということで、どこかクリーンなイメージがもたれます。
ギャラが安くて旬のアーティストを沢山出演させて欲しいような、マンネリでも大御所に最後は締めて欲しいような・・・「面白くないなぁ」とぼやきつつも今年も観るんだろうな紅白歌合戦。
今年の出場歌手は誰が選ばれるのか?特別枠は、期待されている”中森明菜”さんの復帰なのか?
これから年末にかけて楽しみですね!

