カタールワールドカップ最終予選の真っ最中、皆さんもこの男の爆発を期待せずにはいられないのではないでしょうか。
その男こそ、日本代表の10番イケメン南野拓実です。
彼の活躍なくして、日本のワールドカップ出場は難しいのではないかと思うくらいに今の代表には不可欠な選手です。
得点能力も高く、足元の確かな技術もあり、攻撃的なポジションならすべてプレーできるユーティリティ性を持つ選手ですが、端整な顔立ちからは想像できないくらいの闘争心に溢れるプレーが魅力の選手です。
そのプレースタイルを例えると「技術のある元日本代表の中山雅史さん」ですかね。
キャプテン翼だと、「闘争心に溢れた心臓の悪くない三杉淳」的な感じだと思います。
イケメンなところも、三杉くんっぽいですよね。
今回は、日本代表でも注目の南野拓実選手について紹介したいと思います。
南野拓実はどんなプレーヤーなの!
現在、プレミアリーグの強豪リバプールに所属する南野選手ですが、実際はどこがスゴイのでしょう。
もちろん得点能力に優れているのは分かっているのですが、それよりも凄いところは攻撃的ポジションならどこでもこなせるユーティリティ性だと思います。
それを高いレベルで見せることができるのは、南野選手の強みでしょう。
現にリバプールの監督であるユルゲン・クロップは南野選手を「彼は5つのポジションでプレーできる。両インサイドハーフと前線の3つポジションだ」と絶賛しています。
ちなみにユルゲン・クロップ監督ですが、以前はドイツの強豪ドルトムントで香川真司選手を指揮していた名将です。
香川真司選手が海外でブレークできたのは、もちろん本人の技術など素晴らしい面があったのは間違いないですが、クロップ監督の采配のおかげな面もあるのです。
現在のリバプールの攻撃陣はメンバーが凄すぎてなかなかスタメンで出場できないのが現状です。
この状況で出場機会を増やすには、主力メンバーのポジションに穴が開いたときや途中出場での優先順位を上げることが一番の早道になります。
それが、多くのポジションをこなせることが大きなプラスになるのです。
南野選手はスタメン出場について、「今はまだ」難しいという言葉を南野選手はよく使っています。
現状自分の置かれている立場をよく理解しているからこその言葉だと思います。
セレッソ大阪に在籍していた時は、闘争心を前面に出して戦う姿は変わらないのですが、まだ若かったこともあり、少しやり過ぎてしまう部分がありました。
昔のようなラフプレーはなくなりましたが、その言葉の中に、本来の勝気な部分が見え隠れしているのが心強くて仕方がないです。
あの攻撃陣に割って入って主力として活躍してほしいです。
リバプールでの南野選手の評価
南野選手がリバプールに移籍できたのは、前所属チームであるオーストリアの強豪ザルツブルグでの活躍があります。
南野選手は、在籍した5年間の中で5度のオーストリア・ブンデスリーガ制覇を経験し、初のチャンピオンズリーグ出場となった2019年にはディフェンディングチャンピオンのリバプール相手に鮮烈なゴールで、もう一歩のところまで追いつめた経緯があります。
この活躍が認められ、2020年に南野選手はリバプールに移籍する流れとなったのです。
移籍当初から評価自体は高いものでした。
しかし前線の選手に割ってが入れていないのが現状と感じてしまう状態ですが、クロップ監督からの評価は高いと思います。
最近の出場はリーグ戦では途中出場ばかりですが、出場時間は増えています。
リバプールは、リーグ戦、カップ戦、チャンピオンズリーグと試合数が多いので、選手の疲れを考慮して入れ替えが多いですが、それでもリーグ戦に出れるようになったことは、プラスにとらえていいのではと思います。
これも南野選手のユーティリティ性があってのことでしょう。
交替枠が決まっているので、試合中に選手交代ではなくポジションチェンジができるのも、大きなメリットですしね。
チームメイトとも良好な関係を気づいているようですし、あとは短い出場時間で得点かアシストの結果をどれだけ出せるかがポイントになります。
頑張ってほしいです。
日本代表ではどのポジションが最適か?
では、日本代表で南野選手はどこのポジション?プレーするのが一番いいかというと、正直なところ分かりません。
分からないというのは、日本代表のシステムがまったく固まっていないので、決められないというのが本音です。
個人的には、森保監督にはサンフレッチェ時代の3-6-1のシステムで戦ったほしいという希望の部分を出すと2シャドーのどちらかが適任だと思います。
攻撃的なポジションなら問題なくこなせる南野選手ですが、このシステムの場合ならワントップと2シャドー以外のポジションの選択肢がありません。
両サイドにはアタッカータイプの選手を使うことになるので、この場合は南野選手の特性とは違います。
またキャプテン翼でいえば、「南葛の滝くん」のサイドを駆け上がってセンターリング的な感じの選手が入ります。
なので、南野選手のプレーとは違いますよね。
2シャドーの一角ならゴール近くでボールを受けることができますし、得意の中央付近でのプレーになるので得点とアシストの両面で活躍できると思います。
またパートナーとなる選手もいい選手がそろっているので、森保監督にはこのシステムで戦ってほしいと思っています。
もし仮に現在の4-3-3のシステムなら最前線の左が適任だと思います。
理由は、南野選手が現在の所属しているリバプールのシステムと同じだからです。
日本代表だと、どうしてもセンターには大迫選手が起用されがちです。
その面を考慮すると左が適任になります。
前回の代表戦を見ましたが、慣れないシステムに四苦八苦する選手の中、うまく守備をしていたのが印象的でした。
連携面ではかなり不安定な部分を露見した試合でしたが、これから成熟させればおもしろいオプションになると思いました。